治療の流れ
ケガや痛みの原因、日時、痛めた箇所、最も痛かった日時、動かしての痛み、病歴などを記入していただきます。
- 【問診】
- 何をしていて、どのような状態で痛めたか、動かせるか、安静にしていて痛むか、どんな痛みか、どの方向で痛むかを聞きます。
⇒負傷名の確定、冷やすか暖めるか治療の確定、痛めた方向の確定、痛みや組織に負担の掛からない安静姿勢(固定法)の確定をします
- 【視診】
- 変形がないか、正常な箇所と腫れや動きを見比べる
⇒変形があれば、骨折や脱臼を意味しています。
動きや腫れの大きさにより痛めた組織の程度を判断します。
冷やすか暖めるか、安静(固定)が必要か?
治療方針を確定します。
- 【触診】
- 正常な箇所と触り比べる
⇒視診で判断できない組織の腫れ、しこりの程度により組織損傷状態を判断、また、マヒ、しびれの範囲を特定し、原因(基になる箇所)を判断します。
指先の感覚で視診、問診より細かな診断が確定できます。
最も重要視し、得意としています。
- 【動診】
- 神経学的徒手検査
⇒脊椎ヘルニアなどは、手先や足先方向にしびれや痛みを各種の徒手検査で、再現し原因箇所(痛めている箇所から離れたところに痛みやシビレが出ることがあります)を特定し治療を進めていきます。
- 【打診】
- 打診器で間接的に叩く
⇒骨折がある場合に患部から離れた同じ骨を叩くと痛むことが多い。
- 【聴診】
- 軋轢音(きしみ音)
⇒骨折や変形性関節(軟骨がすり減っている)
超音波骨筋観察器にて骨の外縁・筋・軟骨の動画・静止画が観ることができ、肉離れ・アキレス腱の断裂・再生状態の確認・水腫(水が溜まる)・血腫(血が溜まる)など色々な状態が確認できます。
X線検査のように放射線を浴びる事がなく、生体への影響がなく、お子様や妊婦の方でも安心して受けられる安全な観察法です
上記の徒手診断にて原因箇所を特定し、患者さん一人一人に合わせた良い治療・動作指導・運動療法を組み合わせて進めて行きます。
また、骨折が疑われるケガは、レントゲン検査を近隣の医療機関に依頼し骨折の状態を確認し治療を進めて行きます。
傷名・部位が確定したら治療に入ります。
【急性(ケガをして3日以内)】
【亜急性、痛みが減少したが腫れがある。4日~3週間】
様子を見ていたが改善しない
他院から転医される
【慢性期】3週以上
オプション
- 補助電療
- 荷重ポイント矯正
- サポーター、コルセット100種類以上から選定
- 関節、脊椎矯正
- 操体、PNF(筋・神経バランス療法)
- アキュスコープ、マイオパルス(神経信号調整微弱電流療法)
- 高気圧酸素療法(カプセル、高濃度酸素療法)
- ファックショナルテーピング
- キネシオテーピング
- スポーツ固定テーピング
冷却療法
受傷時、受けた外力により損傷した組織、皮膚・筋肉・腱・靭帯・骨の破壊が起こり毛細血管より出血します。 血小板の凝固により患部の保護が始まり、破損した血管から血液成分が出て、修復作業が行われ始めます。
この際、副産物も多量に出ます。この状態が炎症です。
炎症物質が多く出ると腫れてきます。この腫れが神経を圧迫、刺激して痛みと感じる場合と、破壊された細胞の神経が興奮し痛みとして感じる場合があります。
受傷後、早期に氷のうやアイスパックなど20~30分冷却する事で拡張した血管を収縮させ血流量を減少させます。
冷却作用により血流量を減少し酸素量も少なくなると損傷範囲は冬眠状態となり、参加や二次的炎症(リンゴに衝撃を与えると周囲酸化が進む、冷蔵庫で冷やすと参加の進行を軽減できます)も抑制できます。 1時間おきに繰り返し行うと効果的!